「いいモノは値切るな」

 

 

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なにもみなさんに指図をするつもりはありません。私の心得です。

 

商人の街に生まれた私は、幼い頃より「値切り」、このシーンを幾度となく見てきました。否定するわけでも肯定するわけでもありません。コミュニケーションの一貫としての価格交渉はいつでも楽しいものです。そして人よりも安く買えた時の達成感は何ものにも代え難い喜びがあります。

また、旅行先では日本人=お金を持っていると思われ、はじめから上乗せ価格でモノを買わされることもありますから、値切りというのは生きていくうえでは必要不可欠な手段なのかもしれません。

 

ただし、いいもの、つまり良品を値切ってしまうことはあまりいいことだとは言えないのではないでしょうか。なぜなら値切れば値切るほど、サプライヤーやブランド、そして販売店の負担は大きくなり、コストの削減をしなければいけなくなります。

そうなるとこだわりの商品も、いつのまにか粗悪なものになっていたり、はたまた接客レベルが低下したり、最悪の場合大好きだったブランドがなくなってしまうやも知れません。

 

私は本当にいいモノを買う時は、当たり前かもしれませんが、彼らに敬意を払って、必ず言い値で買うようにしています。そのかわり普通のモノには体裁を考えず値切ります。やっぱり商人の子ですな、てへぺろ。

 

 

終わり。

 

最後まで読んで下さりありがとうございます。

続く。