クロム鞣し(クローム鞣し)とは
クロム鞣しとは、植物の渋を使った「タンニン鞣し」とは違い、硫酸クロムや重クロム酸ナトリウムなどの化学薬品を使って皮革を鞣す方法です。
利点
タンニン鞣しよりもコストが低く、現代で最も多く用いられる皮革の鞣し方法です。染色がしやすく発色性にも優れていることや、柔軟性、伸縮性、耐熱性にも長けています。また、比較的カビの生えにくいこともクロム鞣しの利点に挙げられます。
欠点
欠点は、水分や乾燥に弱いこと。そして、化学薬品を使っているので焼却時に有害物質が出やすいことなどが挙げられます。