木材や金属はそれぞれに一長一短、あるいは特色が存在しており、一概にどれがいいとは言えません。このページでは、そんな素材の特色について説明をしています。
チーク材:
世界三大銘木の一つ。カタく頑丈、そして耐久性、耐水性にも優れており、また、シロアリなどの虫食いにも強いことで、古くから列車や船舶家具に使用される木材です。輸入規制により年々減少傾向で、それゆえ希少価値は高いので、チーク家具のお値段も決して手ごろではありません。一生使いたいほど気に入ったモノなら思い切って奮発したい、そんな最高級の木材です。
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オーク材:
カナダや北米などで採取され、ホワイトオークとレッドオークがあります。
堅く重厚で粘りのあることから、おもにテーブルや収納棚、フローリングなどに使われます。虎斑(とらふ)と呼ばれるハッキリとした木目が多くの人に愛されています。
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アッシュ材:
モクセイ科の広葉樹でタモ材とも呼ばれます。カタく、加工がしやすいことから家具やフローリング、野球のバットなどによく使われます。ナラ材のようなフシや虎斑(とらふ)などの主張の強い模様はなく、まっすぐシンプルな木目なので様々なお部屋に合わせやすい木材です。
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アルダー材:
チェリー材とよく似た淡い紅褐色かつナチュラルな木肌を持つ木材で、オイルフィニッシュやウレタン塗装によく馴染みます。チェストやキャビネット、ワードローブなど、また、軽くて丈夫な特性からギターなどの楽器にも頻繁に使用されてきましたが、年々入荷量は減り、希少価値は上がっています。
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メイプル材:
カエデ科の植物。木肌は明るく色白、そしてなにより上品です。カタく衝撃に強いことからダンスホールのフロア、ボウリングのピンやレーン、野球のバットなど、スポーツシーンによく使われることでも知られています
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ナラ材:
オーク材と色や木目、質感がそっくりで混同されることも多いですが、オークよりもほんの少しだけカタさが劣ります。しかしそのぶん加工がしやすく、曲げ木のチェアや照明のシェードなどによく使われます。カタさと柔軟性を併せ持ったバランスのいい木材です。
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パイン材:
日本語でマツ。主に北米で採れ、イエローパイン、ホワイトパイン、ロッジポールパイン、ポンデロッサパインなどが家具に使用されるパインです。軽く柔らかいので耐久性は他の木材よりも劣りますが、特徴的な淡い色や優しい木目、そしてリラゼーションを誘う香りで古くから愛されています。特にカントリースタイルの家具によく使われる木材です。
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ラバーウッド:
ラバー、つまりゴムの木です。樹液が搾り取られたあとに使われるとってもエコな木材。
家具に使うものとしては比較的グレードが低く、耐久性も他の木材より劣ります。しかしそのぶんコストパフォーマンスはダントツ。一人暮らしの学生さんや、家具にそこまでお金をかけたくない方にオススメな木材です。
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