リプロダクト(ジェネリックプロダクト)とは


リプロダクト(ジェネリックプロダクト)とは、デザインの著作権の有効期限、つまり「版権(はんけん)」が切れたあと、正規の販売店以外がそのデザインに似せた商品を製造および販売すること。もちろんコピー商品とは違い、リプロダクトは合法なものです。

利点


憧れのデザイナーズ家具が正規販売店よりも安価で手に入ること。にもかかわらず品質もそれとほぼ同様、またはそれ以上のクオリティのものが多いこと(製造技術は日々進化しているため)。

欠点


とても精巧、また、忠実に再現されていますが、あくまで「似せた」ものであり、正規プロダクトとは若干のサイズや色の違いが見られる場合があります。そのため、見る人が見ればリプロダクトかどうかはわかります。ゆえにホンモノ志向の方には向かないのかもしれません。

リプロダクトの王道


リプロダクトの多くはミッドセンチュリー(1940-60年代に生まれたアメリカを中心としたインダストリアルデザイン)家具が多く、代表的なものには「チャールズ&レイ•イームズ」の「ラウンジチェア&オットマン」や「イサム•ノグチ」の「ノグチ•テーブル」、「ジョージ•ネルソン」の「ボールクロック」、「エーロ•サーリネン」の「チューリップチェア」などが挙げられます。