成型合板(せいけいごうはん)/プライウッドとは


成型合板とは、0.2〜1mm程度まで薄く切った板「単板(たんばん)」を接着剤で何層にも貼り合わせ、それを型に合わせて成型した合板のことです。「プライウッド」とも呼ばれます。

利点


成型合板の最大の利点は、柔軟な加工性です。様々な形に切り出せ、加工ができるので、おもに椅子などの複雑な曲線に使用されます。3次元的な表現力に優れ、これは無垢材には決してマネができません。

また、材質が均一なので強度も高く、さらに無垢材に見られるような割れや欠けが少ないことも成型合板の利点に挙げられます。

欠点


いくつもの工程を経て加工された板なので、見ようによっては人工的。芸術性には富んでいますが、無垢材のようなぬくもりや自然の風合いはあまりありません(※個人の感想です)。また、割れにくいですが、一度割れてしまうとなかなか修復が困難なことなどが欠点に挙がります。