受注生産品とは


受注生産品とは、在庫をほとんど、または全く持たず、顧客の注文を受注してから生産する品のことです。「MTO」や「Make To Order」とも呼ばれます。

利点


生産側としては、過剰在庫や余分な人件費を削減し、あらかじめ受注数を予測して生産する「見込み生産」よりもコストを削減することが主な利点ですが、消費者側にもいくつか利点があります。

受注生産つまり、注文した人のためだけに作るので、オリジナリティ性が強いこと、それにより全く同じものを持っている人が少ないこと。また、量産型ではないので、一般に受注生産品の方が丁寧かつ精巧に作られていることなどが挙げられます。

欠点


受注生産品の欠点は、リードタイム(発注から納品までの時間)の長さです。通常の製品(ネット通販)はだいたい一週間前後のリードタイムにもかかわらず、受注生産品のソファやテーブルなどは最低でも2週間程度必要です。

また、実店舗で現品を確認できないので、仕上がりがサンプルやイメージでしかわからないことなども受注生産品のデメリットに挙げられます。