オイルレザーとは


天然素材のタンニンによる鞣(なめ)し加工を施したあとに、たっぷりのオイルを染み込ませた染色や塗装はしていない革のこと。革の中にあるタンニン成分の酸化を利用して、独特の落ち着いた雰囲気をつくり出しています。よくブーツやカバンなど、家具ではソファなどに使用されます。

利点


一番の良さは使い込むほどに馴染んでくる経年変化。しなやかで革のポテンシャルを最大限にまで引き出すことができます。また、PUレザーやPVCレザーなどの人工皮革や合成皮革よりもはるかに優れた耐久性を誇ります。その他にも正しいメンテナンスを行えば、抜群の耐摩耗性、耐水性を発揮できることなどがオイルレザーの利点に挙げられます。

欠点


革製品全てに関わることですが、オイルレザーもこまめなメンテナンスが必要です。頻繁に乾拭きを行い、油分を切らさぬよう3ヶ月〜半年に一度は専用の保護クリームやミンクオイルでのお手入れが必要です。

また、特に使いはじめの頃は衣類やクッションなどに色移りすることがあります。対策としては、できるだけ高温や多湿の状態を避け、強い圧力をかけないようにしてください。

 

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